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医師事務作業補助者を統括する病院の医療情報部門担当
ゲストお世話になっております。病院の医療情報部門で、医師事務作業補助者の業務とシステム導入を担当している者です。
医師事務作業補助体制加算の施設基準において、生成AIを活用した文書作成補助システムを導入し、ICT機器を活用する場合の要件を満たすことを検討しています。その中で、研修の要件について判断に迷っています。
施設基準では、「当該保険医療機関において導入し、活用しているとして届け出たものについて、当該保険医療機関に配置される全ての医師事務作業補助者に対し、操作方法及び生成AIの適切な利用に関する研修を実施」することとされていると理解しています。
この「生成AIの適切な利用に関する研修」とは、具体的にどのような内容を含む研修であればよいのでしょうか。操作方法の説明だけでは足りないのかがわかりません。
あわせて、研修の開催頻度、受講対象に医師も含まれるのか、記録として何を残す必要があるのかも教えてください。研修資料を一から作成するのは負担が大きいため、活用できる資料があれば知りたいと考えています。
♥ 0いいねをした人: いません医師事務作業補助体制加算の生成AI研修は、医療分野における生成AIの特徴やリスクと対策、利用者が注意すべきポイント等を示す内容である必要があります。生成AIを活用した文書作成補助システムを導入する場合、全ての医師事務作業補助者に対して研修を実施することが求められます。ところが、研修の内容や頻度、受講対象、記録の範囲が判断しにくい状況です。本回答では、研修の要件を整理します。
結論として、研修の要件は4点に整理できます。1つ目は内容で、医療分野における生成AIの特徴や利用時のリスクとその対策例、利用者が特に注意すべきポイント等を示していることです。2つ目は頻度で、年1回程度定期的に開催するほか、必要に応じて開催します。3つ目は受講対象で、医師事務作業補助者及び当該生成AIを活用する医師等は、原則として受講したことがある必要があります。4つ目は記録で、開催又は受講日時、出席者、研修項目を記録します。根拠は疑義解釈資料(その2)問13にあります。
研修では、生成AIのリスクと対策、注意すべきポイントを示します。疑義解釈資料(その2)問13では、生成AIの適切な利用に関する研修とはどのような研修が該当するのかが問われました。これに対し、医療分野における生成AIの特徴や利用時のリスク(ディープフェイク、正確性・信頼性、バイアス・公平性、透明性・説明責任等)とその対策例、生成AIの利用者が特に注意すべきポイント等を示していることが必要とされています。その際、生成AIを提供する事業者の協力のもと、当該保険医療機関の使用する生成AIの特性に即した事項を含むことが望ましいとされています。操作方法の説明だけでは足りません。
年1回程度開催し、補助者と活用する医師等が受講します。同じく問13では、年1回程度定期的に開催するほか、必要に応じて開催することとされています。また、当該保険医療機関の医師事務作業補助者及び当該生成AIを活用する医師等は、原則として研修を受講したことがあることが必要です。やむを得ず受講できなかった場合には、その後の開催時に受講するよう努めることとされています。受講対象には、医師事務作業補助者だけでなく、生成AIを活用する医師等も含まれる点に注意してください。
研修の実施内容を記録し、公開されているガイドラインを活用できます。研修の実施内容として、開催又は受講日時、出席者、研修項目を記録することとされています。なお、研修の実施に際して、非営利法人 医療AIプラットフォーム技術研究組合が公開している「医療・ヘルスケア分野における生成AI利用ガイドライン(第2版)」の資料を活用して差し支えないとされています。研修資料を一から作成しなくても、この資料をもとに組み立てられます。
研修とあわせて、活用の水準も満たす必要があります。疑義解釈資料(その2)問11では、生成AIを活用した文書作成補助システムについて、医師又は医師事務作業補助者の過半数が少なくとも毎週使用していることを目安とすることが示されています。研修を実施するだけでなく、日常的に活用されている状態をつくることも求められます。
まずは、年間の研修計画を立てましょう。公開されているガイドラインの資料をもとに、リスクと対策、注意すべきポイントを含む研修を組み立て、システムを提供する事業者に自院の生成AIの特性に即した内容の協力を依頼します。受講対象者として医師事務作業補助者と活用する医師等を一覧にし、受講状況と研修項目を記録してください。
医師事務作業補助体制加算の生成AI研修は、生成AIのリスクと対策、利用者が注意すべきポイント等を示す内容で、年1回程度開催し、医師事務作業補助者と生成AIを活用する医師等が受講します。開催日時・出席者・研修項目を記録し、公開されているガイドラインを活用できます。まずは研修計画を立ててください。
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