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産科病棟のある病院の看護師長
ゲストお世話になっております。産科病棟のある病院で看護師長をしている者です。
令和8年度改定で新設された「A221-3」産科管理加算の届出を検討しています。施設基準に「助産に関する専門の知識や技術を有することについて医療関係団体等から認証された専任の助産師」を配置することとありますが、この「認証された専任の助産師」が具体的にどの資格・認証を指すのか、通知本文だけでは判断がつきません。
あわせて、同じ施設基準に「助産、産科患者・新生児のケアや母子保健・福祉に関する事業等との地域連携に係る業務に従事した経験を5年以上有し」という要件があります。当院の助産師は分娩や新生児ケアの経験は長いのですが、地域連携を専門に担う部門に所属していた経験はありません。こうした助産師は、この5年の経験要件を満たさないことになってしまうのでしょうか。
産科管理加算の「専任の助産師」の認証と経験の要件について、整理して教えていただけますと幸いです。
♥ 0いいねをした人: いません産科管理加算の「認証された専任の助産師」は、アドバンス助産師の認証を受けた助産師を指します。令和8年度改定で新設された産科管理加算の施設基準では、専任の助産師の配置が求められます。ところが、どの認証が必要か、どのような経験が5年の要件に当たるかが、通知だけでは判断しにくい状況です。本回答では、専任の助産師の認証と経験の2つの要件を整理します。
結論として、専任の助産師の要件は、認証と経験の2つに整理できます。1つ目の認証は、一般財団法人日本助産評価機構が認証する「CLoCMiPレベルⅢ(アドバンス助産師)」です。2つ目の経験は、助産や産科患者・新生児のケア、母子保健や福祉との地域連携に係る業務に従事した5年以上の経験です。この経験は、地域連携を専門に担う部門での勤務に限られません。根拠は疑義解釈資料(その1)問16及び(その5)問2にあります。
認証された専任の助産師とは、アドバンス助産師の認証を受けた助産師です。疑義解釈資料(その1)問16では、「認証された専任の助産師」を、一般財団法人日本助産評価機構により「CLoCMiPレベルⅢ(アドバンス助産師)」の認証を受けた助産師と示しました。したがって、この認証を受けていない助産師では、専任の助産師の要件を満たしません。届出の前に、配置する助産師がアドバンス助産師の認証を受けているかを確認してください。
5年以上の経験は、地域連携を専門に担う部門での勤務に限られません。経験の要件は、地域連携部門での勤務経験がなくても満たせます。疑義解釈資料(その5)問2では、地域連携業務を担う部門等における業務経験が必ずしも必要ではないとされました。例えば、助産や新生児のケアに当たって、母子保健事業や福祉関係機関の担当者に、自ら又は地域連携部門を介して情報共有を行う連携が業務に含まれていれば、経験に該当します。分娩や新生児ケアに携わりながら地域と連携してきた助産師も、要件を満たし得ます。
まずは、配置する助産師の認証と経験を確認しましょう。専任として配置する助産師が、アドバンス助産師の認証を受けているかをまず確認します。次に、その助産師の業務に、母子保健や福祉との連携が含まれていたかを、5年の経験に照らして確かめます。地域連携部門の所属歴がなくても、連携の実態があれば経験として説明できるよう、業務内容を整理しておいてください。
産科管理加算の専任の助産師は、アドバンス助産師(CLoCMiPレベルⅢ)の認証を受け、かつ5年以上の経験を有する助産師です。この経験は、地域連携を専門に担う部門での勤務に限られず、連携が業務に含まれていれば該当します。まずは配置する助産師の認証と経験を確認し、届出の準備を進めてください。
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