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検査部門を担当する病院の臨床検査技師
ゲストお世話になっております。病院の検査部門で臨床検査技師をしている者です。
「D006」出血・凝固検査の「4」フィブリノゲン半定量、フィブリノゲン定量、クリオフィブリノゲンの「注」について、算定要件の解釈で困っています。
この「注」には、「検査の実施に当たっては、関係学会の定める指針を遵守すること」と記載されています。ところが、この「関係学会の定める指針」が具体的に何を指すのかが、通知本文だけでは特定できません。
当院では、産科で分娩時の大量出血に備えた検査を行うほか、心臓血管外科の手術の際にも凝固機能の評価を行っています。領域によって参照すべき指針が異なるのか、それとも共通の指針があるのかもわからず、院内での運用を整理できずにいます。
該当する指針の名称を教えていただけますでしょうか。指針が特定できれば、検査部門と各診療科で内容を共有し、適切な運用体制を整えたいと考えています。ご教示いただけますと幸いです。
♥ 0いいねをした人: いません迅速フィブリノゲン測定加算で遵守すべき指針は、産科と心臓血管外科の2つが示されています。この加算では、検査の実施に当たって関係学会の定める指針の遵守が求められます。ところが、その指針が通知本文だけでは特定できない状況です。本回答では、該当する2つの指針を整理します。
結論として、現時点で該当する指針は2つです。1つ目は、日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本周産期・新生児医学会、日本麻酔科学会、日本輸血・細胞治療学会及び日本IVR学会の「産科危機的出血への対応指針2022」です。2つ目は、日本心臓血管外科学会の「フィブリノゲン製剤の適正使用指針」です。根拠は疑義解釈資料(その2)問106にあります。
産科領域では、「産科危機的出血への対応指針2022」が該当します。疑義解釈資料(その2)問106では、「D006」出血・凝固検査の「4」フィブリノゲン半定量、フィブリノゲン定量、クリオフィブリノゲンの「注」にある「関係学会の定める指針」が問われました。これに対し、現時点では、日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本周産期・新生児医学会、日本麻酔科学会、日本輸血・細胞治療学会及び日本IVR学会の「産科危機的出血への対応指針2022」を指すとされています。複数の学会が共同で策定した指針である点が特徴です。
心臓血管外科領域では、「フィブリノゲン製剤の適正使用指針」が該当します。あわせて、日本心臓血管外科学会の「フィブリノゲン製剤の適正使用指針」も指針として示されています。したがって、産科と心臓血管外科という異なる領域で、それぞれ対応する指針が定められている形です。自院で実施する検査がどの領域に関わるかに応じて、参照すべき指針を確認してください。
指針は「現時点では」と示されているため、更新に注意が必要です。疑義解釈では「現時点では」という表現が用いられています。指針が改訂されたり、新たな指針が示されたりする可能性があるため、定期的に確認する運用が望ましいといえます。学会からの情報や、厚生労働省の事務連絡に注意を払ってください。
まずは、2つの指針を入手し、関係する診療科と共有しましょう。産科と心臓血管外科それぞれの担当者に指針の内容を周知し、検査の実施手順に反映します。あわせて、指針を遵守していることを示せるよう、院内の手順書やマニュアルに指針名を明記しておくと、適時調査の際の裏付けになります。
迅速フィブリノゲン測定加算で遵守すべき指針は、「産科危機的出血への対応指針2022」と、日本心臓血管外科学会の「フィブリノゲン製剤の適正使用指針」の2つです。まずは指針を入手して関係する診療科と共有し、検査の実施手順に反映してください。
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