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訪問看護ステーションの管理者
ゲストお世話になっております。訪問看護ステーションで管理者をしている者です。
「指定訪問看護の事業の人員及び運営に関する基準について」の事故発生時の対応等において、指定訪問看護に係る安全管理のための基本的な考え方及び具体的方策等についての研修の受講が望ましいことが規定されました。この研修について、何をどう準備すればよいか判断がつかず困っています。
1つ目は、研修の内容です。「安全管理のための基本的な考え方及び具体的方策等」とありますが、具体的にどのような内容を学ぶ研修を指すのでしょうか。当ステーションで内容を組み立てるにしても、押さえるべき項目がわからず、手が止まっています。
2つ目は、参考にできる研修があるかどうかです。外部の研修を活用できるのであれば、そちらも検討したいと考えています。
3つ目は、受講の頻度です。従業者に何回くらい受けさせればよいのでしょうか。新しく採用した職員の扱いや、受講後に記録を残す必要があるのかも、あわせて教えていただけますと幸いです。
♥ 0いいねをした人: いません訪問看護の安全管理の研修は、医療安全の基本的な考え方や事故発生時の対応等を含む内容が想定されています。運営に関する基準では、この研修の受講が望ましいと規定されました。ところが、学ぶべき内容や受講の頻度が、規定だけでは判断しにくい状況です。本回答では、研修の内容、参考となる研修、受講の頻度と記録を整理します。
結論として、この研修の準備は、3つの観点で整理できます。1つ目は内容で、訪問看護における医療安全の基本的な考え方、事故発生時の対応、再発防止策等を含む医療安全に関する内容が想定されます。2つ目は参考となる研修で、日本訪問看護財団の教材を用いた研修と、全国訪問看護事業協会の研修会が挙げられています。3つ目は頻度と記録で、年1回、新規採用時を含めて定期的に受講する機会を確保することが望ましく、受講した場合は記録を残します。根拠は疑義解釈資料(その2)問2にあります。
研修の内容は、医療安全の基本的な考え方から再発防止策までを含みます。疑義解釈資料(その2)問2では、研修内容として想定されるものが示されました。1つ目は、訪問看護における医療安全の基本的な考え方です。医療安全に係る規定や事故発生のメカニズム、安全文化の醸成等が例示されています。2つ目は、事故発生時の対応です。当該利用者の家族や関係機関等への連絡、事故の状況及び事故に際して採った処置に関する記録、損害賠償等が挙げられています。3つ目は、再発防止策等です。これらを含む医療安全に関する内容が想定されています。
参考となる研修として、2つが挙げられています。内容を自ら組み立てる以外に、参考にできる研修も示されています。1つ目は、公益財団法人日本訪問看護財団が、厚生労働省「訪問看護における医療安全に関する研修教材作成事業」(厚生労働省令和7年度看護職員確保対策特別事業)により作成した研修教材を用いた研修です。2つ目は、一般社団法人全国訪問看護事業協会が実施している「訪問看護における医療安全に関する研修会」です。これらを参考に、自ステーションの研修を設計したり、外部研修を活用したりできます。
受講は年1回程度、新規採用時を含めて機会を確保します。受講の頻度と記録についても示されています。訪問看護ステーションは、従業者が定期的に研修を受講するよう、機会を確保することが望ましいとされました。この定期的とは、年1回、新規採用時を含むものです。あわせて、研修を受講した場合には、研修内容や研修受講状況を記録しておくこととされています。受講させるだけでなく、記録まで残すことが求められます。
まずは、年間の研修計画に安全管理の研修を組み込みましょう。年1回の実施時期を決め、新規採用時の受講もあわせて計画します。内容は、医療安全の基本的な考え方、事故発生時の対応、再発防止策の3本柱で組み立て、参考となる2つの研修の教材やプログラムを活用してください。受講後は、研修内容と受講状況を記録に残す運用を定めておきましょう。
訪問看護の安全管理の研修は、医療安全の基本的な考え方、事故発生時の対応、再発防止策等を含む内容が想定され、日本訪問看護財団の教材を用いた研修と全国訪問看護事業協会の研修会が参考になります。年1回、新規採用時を含めて受講機会を確保し、記録を残してください。
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